ウーロン茶には驚異的な効能がたくさんあります。ぜひウーロン茶を毎日飲んで、恩恵にあずかりたいところですが、毎日何リットルも飲むというのは現実的ではないでしょう。そこで、料理にウーロン茶を使うのがベターです。今回は、ウーロン茶の効能とその効能を毎日得るための料理レシピについて見ていきましょう。【⇒レシピをすぐに見たい方はこちらをクリック】
目次
ウーロン茶とは?
ウーロン茶を使った料理レシピを紹介する前に、まずはウーロン茶とはどういったお茶なのか知っておきましょう。
お茶の種類と言われると、「緑茶」、「紅茶」、「ウーロン茶」あたりを答える方が多いと思います。これら3種類のお茶は、実は同じ木(チャノキ)の葉から作られますが、違いを一言で言うと、「発酵度合」となります。
・緑茶・・・非発酵茶(不発酵茶)
・ウーロン茶・・・半発酵茶
・紅茶・・・発酵茶
緑茶は発酵させないので「非発酵茶」、紅茶は発酵させるので「発酵茶」、ウーロン茶は紅茶ほど発酵させないので「半発酵茶」というカテゴリーにそれぞれ属します。(半発酵というのは、発酵を途中で止めるという意味で、発酵時間を半分にするという意味ではありません)
注意点として、ここで言う「発酵」は、“発酵ではなく酸化”です。
一般的に発酵と言うと、酵母や乳酸菌のような微生物が、米や牛乳などの有機物に作用した結果、米が酒になったり、牛乳がチーズになったりする変化を指します。
一方、お茶で言う「発酵」は、「茶葉に含まれるカテキンなどの成分が酸化する現象」のことを指します。酸化は化学変化であり、微生物は介在しないので、一般的(化学的)な意味では発酵とは言いません。しかし、お茶業界では昔から習慣として、「発酵」と呼ばれています。
話を戻すと、ウーロン茶は、原材料は他のお茶と同じチャノキの葉で、発酵させるが紅茶ほどは発酵させない「半発酵茶」です。この「半発酵」という独特の製茶方法により、ウーロン茶特有の栄養成分が生成されます。(詳しくは後述)
ウーロン茶を料理に使うメリット!効能を最大限に得る!
言うまでもなく、ウーロン茶を料理に使うことで、ウーロン茶の効能をたくさん得ることができるというメリットがあります。
ウーロン茶を普通に飲んでも、もちろんウーロン茶の効能を得ることはできますが、1日に何リットルもガバガバ飲めない、食事やティータイムにウーロン茶以外も飲みたいといったこともあるでしょう。
そこで、以下で説明するウーロン茶のすばらしい効能を最大限に得るために、普通に飲みつつも料理にも使っていくのが現実的でベターなのです。
ウーロン茶の効能は、以下の2種類に大きく分けることができます。
・お茶に共有して含まれる成分による効能
・ウーロン茶特有の成分による効能
お茶に共有して含まれる成分による効能
お茶には色々な成分が含まれていますが、特に含有量が多いのは、「カテキン、テアニン、カフェイン」の3大成分です。これらは、緑茶、紅茶、ウーロン茶全てに共通して含まれています。
これら3つの成分がお茶の味をほぼ決めており、この3つの含有率の違いがお茶の味の違いとなります。同時に、この3つの成分は、お茶の効能(健康成分)としても大きな役割を果たします。
カテキン、テアニン、カフェインの効能については、「お茶に含まれる3大成分「カテキン、テアニン、カフェイン」の健康効果」に詳しく解説していますので、参照ください。
ウーロン茶特有の成分による効能
緑茶、紅茶、ウーロン茶は、同じチャノキの葉から作られますが、作り方が違うため、含まれる成分(従って効能)にも違いが現れます。
ウーロン茶特有の成分で、効能の観点から特に注目すべきものは「ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)」です。これは、半発酵という独特の製茶工程により生成されるものです。
※OTPP:ウーロン茶重合ポリフェノールを英訳すると、「Oolong Tea Polymerized Polyphenols」となるため、「OTPP」と略記されることがあります。
ウーロン茶に限らず、お茶にはポリフェノールが含まれています。カテキンもポリフェノールの一種です。ウーロン茶にしか含まれていないポリフェノールは「ウーロン茶ポリフェノール」と呼ばれ、「ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)」はウーロン茶ポリフェノールの1種です。
ウーロン茶重合ポリフェノールの効能は、全ては解明されていませんが、現在解明されている効能として大きく3つあります。
①ダイエット効果
②虫歯予防
③がん予防
①ダイエット効果
サントリーの黒烏龍茶をご存じの方は多いかと思います。黒烏龍茶は、「脂肪の吸収を抑え、体に脂肪がつきにくくなる特定保健用食品(トクホ)のウーロン茶」というキャッチコピーで販売されています。
この黒烏龍茶の有効成分こそが「ウーロン茶重合ポリフェノール」なのです。つまり、黒烏龍茶は、普通のウーロン茶よりもウーロン茶重合ポリフェノールを多く含ませたウーロン茶です。簡単に言えば、普通よりも茶葉を多くして、濃く抽出したウーロン茶というイメージです。
むろん濃く抽出すると、ウーロン茶重合ポリフェノールだけではなく、苦味や渋味も強くなりますので、実際には特殊技術でウーロン茶重合ポリフェノールのみを抽出して、普通のウーロン茶に加えています。
※黒烏龍茶の味は、普通のウーロン茶とほとんど変わりません。色が濃いのは、ウーロン茶重合ポリフェノール自体の色素が強く、それを豊富に含んでいるからです。
食事で摂取した脂肪は、膵臓(すいぞう)で分泌される「リパーゼ」という酵素で分解された後、体内に吸収されます。リパーゼの働きは、体内に吸収されやすいように脂肪を分解することです。
食事で摂取した脂肪は、リパーゼで分解されなければ、体内に吸収されることはありません。ウーロン茶重合ポリフェノールは、このリパーゼの働きを阻害します。その結果、脂肪の吸収が抑制され、体外に排出されます。
実際の実験結果でも、効果は実証されています。
ウーロン茶重合ポリフェノールの含有量を変えた2種類の飲料を用意して、各々の飲料と共に同じ食事(脂肪量の多い食事)を摂った後の脂肪の吸収量を比較したところ、ウーロン茶重合ポリフェノールの含有量の多い飲料を飲むと、脂肪吸収が約20%抑えられるという結果が出ています。
別の実験では、ウーロン茶重合ポリフェノールを多く含む飲料と全く含まない飲料を食事と共に摂り、脂肪の排出量(便中の脂肪量)を調べたところ、ウーロン茶重合ポリフェノールを多く含む飲料を飲むと、脂肪排出量が約2倍になるという結果が出ています。
さらに別の実験では、ウーロン茶重合ポリフェノールを多く含む飲料を継続して飲み続けた場合、16週間後にはお腹周りの脂肪面積量が11.32cm2減少という結果が出ています。
②虫歯予防
虫歯の発症には複数の要因が複雑に絡み合っているため、全て説明すると長くなりますが、代表的かつ主要な要因としては「歯の表面に棲み着いた口腔細菌により、歯質が崩壊する病気」と解釈できます。
虫歯の主な原因菌は、「ミュータンスレンサ球菌」と呼ばれる細菌の一種で、口腔内に砂糖(スクロース)が存在すると、「グルコシルトランスフェラーゼ」という酵素を使って、砂糖(スクロース)を分解し、「不溶性グルカン」という水に溶けないネバネバした物質を作り出します。
このネバネバ物質「不溶性グルカン」は、ミュータンスレンサ球菌自身やその他の細菌も巻き込んで歯面に付着します。これが、「歯垢(プラーク)」です。つまり、歯垢(プラーク)とは、多くの細菌が、ネバネバ物質により歯にくっついたものです。
ミュータンスレンサ球菌は、砂糖(スクロース)を分解して、乳酸などの酸を作り出します。通常、口腔内で酸が生成されても、口腔内に拡散したり、唾液で流れるため問題は起こりません。しかし、歯垢内で酸が生成されると話は違います。
歯垢は、水に溶けないネバネバ物質「不溶性グルカン」でバリアされているため、唾液など外からの攻撃にも強く、また生成された酸は拡散されないため、局所的かつ集中的に歯にダメージを与えます。この歯垢内で生成された酸により、歯が溶けた状態が「虫歯」です。
以上の虫歯ができるメカニズムを、分かりやすさのため、人間風に例えて簡単にまとめると、以下のようになります。
・口腔内の細菌ミュータンスレンサ球菌は、砂糖(スクロース)を食べて、グルコシルトランスフェラーゼという胃液で消化し、不溶性グルカンというネバネバしたウンチをします。
・このウンチ(不溶性グルカン)で、家を作り、また接着剤として利用し、家を歯にくっつけて、そこで暮らし始めます。
・ミュータンスレンサ球菌は、ウンチもしますが、オシッコ(乳酸などの酸)もします。このオシッコが、継続的に歯にかけられると、歯が溶けて虫歯になります。
上記の通り、歯垢ができなければ(低減できれば)、虫歯は予防できます。いわゆる「プラークコントロール(歯垢の制御抑制)」という言葉で、広く知られている虫歯の予防方法です。
上記の通り、ネバネバ物質(不溶性グルカン)の生成を減らすことができれば、歯垢の生成は減少します。
そのためには、ミュータンスレンサ球菌の酵素であるグルコシルトランスフェラーゼの働きを阻害できれば、ネバネバ物質(不溶性グルカン)の生成は減少します。(※砂糖を全く食べないという手もありますが、現実的ではないので除外)
実は、ウーロン茶重合ポリフェノールは、このグルコシルトランスフェラーゼの働きを阻害する作用を持っています。その結果、虫歯の発症を抑制することができます。
実際の実験結果でも、効果は実証されています。
水分摂取をウーロン茶のみ、水のみとして、歯磨きなどの口腔内清掃をせずに4日間生活した後の歯垢の付着量を比較したところ、ウーロン茶を飲むと歯垢の付着が20%程度少なくなる結果が出ています。
また、実験終了後(4日後)の歯磨きにおいて、ウーロン茶のみを飲んだ場合にできた歯垢と水のみの歯垢では、ウーロン茶のみの歯垢の方が取れやすくなっていることが確認されています。
また、ここで使用したウーロン茶は、普通のウーロン茶(ウーロン茶重合ポリフェノールを増加させたものではない)ですが、それでも十分、歯垢抑制効果があると報告されています。
③がん予防
「緑茶に、がん予防効果がある」という話を、聞いたことがある人は多いと思います。
これは、緑茶に含まれるカテキンの一種「エピガロカテキンガレート(EGCG)」が、プロテインキナーゼCδ、酸性スフィンゴミエリナーゼという酵素を活性化させることにより、がん細胞が自滅するのを誘導させるといったメカニズムになります。
緑茶が、がん予防に効果的という実際の調査もあります。埼玉県立がんセンターが、埼玉県民の緑茶の摂取量とがん発症の関係を調べたところ、1日10杯以上緑茶を飲む人は男女関係なく、がん発症率が4割以上抑制されているということが分かりました。
さて、ウーロン茶特有の成分である「ウーロン茶重合ポリフェノール」ですが、前述の通り、半発酵というウーロン茶独特の工程により生成されます。実は、半発酵の過程で、茶葉に含まれるEGCGが複雑な化学反応を起こし、複数結合(重合)したものが、ウーロン茶重合ポリフェノールなのです。
EGCGがたくさんくっついたものなので、EGCGよりも抗がん作用が強いのではないかと推測できます。実際、九州大学大学院農学研究院の立花宏文教授の研究では、ウーロン茶重合ポリフェノールはEGCGと比較して約3倍の抗がん作用を示しています。
詳しく説明したため長くなりましたが、ウーロン茶を料理に使うメリット・効能を把握いただいたところで、次からはウーロン茶を使ったレシピを紹介していきます。
短時間で簡単にできる料理レシピばかりチョイスしていますので、ウーロン茶を普通に飲みつつも料理にも取り入れて、ウーロン茶の効能をたくさん得てください。
短時間で簡単にできる!ウーロン茶を使った厳選料理レシピ
今回は、
・ウーロン茶を使ったドリンクレシピ
・ウーロン茶を使った肉・魚料理レシピ
・ウーロン茶を使った野菜料理レシピ
・ウーロン茶を使ったご飯・麺料理レシピ
に分けて順に紹介していきます。
使うウーロン茶は、茶葉から抽出したもの、ペットボトルのウーロン茶、どちらでもOKです。
また、材料、作り方の表記については以下の通りです。
・小さじ1=5cc(5ml)、大さじ1=15cc(15ml)
・電子レンジは500Wを使用した場合の加熱時間です。
・分量や調理時間はあくまで目安ですので、好みや調理の様子を見ながら調整してください。
・野菜を洗う、皮をむく、へたを取るなどの基本的な下ごしらえは、省略している場合もあります。
・完成画像において、飾りに使用した材料は記載していないものもあります。
ウーロン茶を使ったドリンクレシピ4選
ウーロン茶にあきたら、まずは少しアレンジして別の飲み物にしてみましょう。簡単なレシピばかりですので、どれもオススメです。
1.ウーロンモヒート ~ミントの香りがさわやか~
材料(1人分)
・ウーロン茶・・・100ml
・炭酸水・・・100ml
・砂糖・・・大さじ1
・ミントの葉・・・10~20枚
・氷・・・適量
作り方
1.砂糖とウーロン茶20~30mlを耐熱容器に入れ、電子レンジで20~30秒加熱する。
2.1をよく混ぜ砂糖を溶かす。
3.グラスにミントの葉、2を入れ、すりこぎでつぶす。(すりこぎが無い場合は、スプーンやホークなどで代用)
4.3のグラスに氷を入れ、残りのウーロン茶、炭酸水を注ぎ、全体が混ざるように軽くかき混ぜて完成。
ポイント
砂糖の代わりにはちみつを使っても美味しいです。
レモンやライムを搾って入れると、よりモヒートの味に近くなります。
2.飲むウーロンヨーグルト ~時間のない朝の朝食に最適!~
材料(1人分)
・ウーロン茶・・・100ml
・ドリンクタイプのヨーグルト・・・100ml
作り方
1.グラスにウーロン茶、ドリンクタイプのヨーグルトを注ぎ、良くかき混ぜて完成。
ポイント
甘いのが好みの方は、砂糖やはちみつを入れて、甘さを調整してください。
3.ウーロン茶のレモンティー ~ウーロン茶の風味にレモンの酸味がベストマッチ~
材料(1人分)
・ウーロン茶・・・100ml
・砂糖・・・小さじ1
・スライスレモン・・・1枚
作り方
1.カップにウーロン茶と砂糖を入れ、電子レンジで1分30秒加熱する。
2.1をよく混ぜ、砂糖を溶かす。
3.スライスレモンを浮かべて完成。
ポイント
レモンを搾ってレモン汁を入れると、ほとんどレモンティーの味(レモンティーと大差無い味)になります。
砂糖の代わりにメープルシロップを入れるとヘルシーになります。(メープルシロップは砂糖に比べて、カロリーが低く、ビタミンやミネラルが豊富)
4.梅干しウーロン茶 ~梅干しパワーで疲労回復~
材料(1人分)
・ウーロン茶・・・150ml
・梅干し・・・1個
作り方
1.梅干しの種と梅肉を分け、湯飲みに両方入れる。梅肉は小さくちぎって入れる。
2.1の湯飲みにウーロン茶を入れ、電子レンジで1分30秒加熱して温める。
3.2を良くかき混ぜて完成。
ポイント
フライパンに油を引かずに、弱火で梅干しを焼いてから湯飲みに入れると、香ばしくなりオススメです。
醤油(少々)、おろし生姜(少々)を加えると、違った味わいを楽しめます。(おろし生姜は、チューブタイプでもOKです)
ウーロン茶を使った肉・魚料理レシピ5選
1.ウーロン茶しゃぶしゃぶ ~脂っこい豚肉もウーロン茶でさっぱり~
材料(2人分)
・豚肉(しゃぶしゃぶ用)・・・200g
・好きな野菜(長ネギ、白菜、水菜、レタス etc.)・・・適量
・粗挽き黒こしょう・・・少々
・ポン酢・・・適量
★ウーロン茶・・・200ml
★水・・・100ml
★昆布・・・3cm×5cm
★梅干し・・・2個
作り方
1.鍋に★の材料を入れ、弱火でゆっくり煮だしてだしを取る。
2.具材は食べやすいサイズに切る。
3.だしが出来たら、鍋に粗挽き黒こしょうを振り、豚肉や野菜をしゃぶしゃぶして完成。(ポン酢につけて食べる)
ポイント
煮えにくい野菜を使用する場合は、予め鍋に入れ火を通しておきましょう。
面倒ですが、アクはこまめに取った方が美味しくいただけます。
梅干しも崩しながら一緒に食べると、さっぱりした味になります。
2.鶏そぼろウーロン茶風味 ~超カンタン!ご飯が何杯でもいける~
材料(2人分)
・鶏胸ひき肉・・・200g
・ウーロン茶・・・150ml
・醤油・・・大さじ2
・砂糖・・・大さじ2
作り方
1.フライパンに材料全てを入れ、中火で混ぜながら煮つめて、汁が無くなれば完成。
ポイント
ご飯のお供を想定して、少し濃いめのしっかりした味付けにしています。
鶏がらスープの素(小さじ1)を加えるとコクがアップします。
3.ウーロン茶風味のローストビーフ ~見た目ゴージャス!来客用に最適~
材料(2人分)
・牛もも肉ブロック・・・300g
・ウーロン茶・・・100ml
・塩、コショウ・・・適量
・醤油・・・小さじ1
・柚子胡椒・・・適量
・サラダ油・・・適量
作り方
1.牛もも肉ブロックを冷蔵庫から出し、30分程度放置して常温に戻す。
2.常温に戻した牛肉に、塩、コショウをすり込み下味を付ける。
3.フライパンにサラダ油を引き、2の牛肉の全面を中火で各々1分程度焼く(焼き色が付く程度)。
4.フライパンにウーロン茶を入れ、フタをして中火で5分程度蒸し煮にする。
5.火を止めて、そのまま30分程度放置する。
6.牛肉を取り出し、スライスして皿に盛る。
7.フライパンに残った汁に、醤油、柚子胡椒を加えて混ぜてタレを作る。
8.タレを6にかけて完成。
ポイント
牛肉は冷たいままだと味が入って行かないため、予め冷蔵庫から出しておき常温に戻す必要があります。
ポン酢やワサビ醤油に付けて食べても美味しいです。
4.鮭のウーロン茶煮 ~魚の臭みが軽減!魚が苦手な人にもオススメ~
材料(2人分)
・鮭(切り身)・・・2切れ
・塩・・・適量
・片栗粉・・・小さじ2
・大根おろし・・・適量
・サラダ油・・・適量
★ウーロン茶・・・100ml
★水・・・100ml
★白だし・・・大さじ2
作り方
1.鮭に塩を軽く振り、キッチンペーパーにくるんで5分程度放置する。
2.1の鮭の両面に片栗粉をまぶす。
3.フライパンにサラダ油を引き、2の鮭を表面に焼き目が付くまで焼く。
4.フライパンの余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、★の材料を入れて一煮立ちさせる。
5.フライパンにフタをして、中火で10分程度蒸し煮にする。
6.5を皿に盛り、水気を軽く絞った大根おろしを乗せて完成。
ポイント
白だしは、めんつゆ(3倍濃縮)で代用してもOKです。
お好みで、キャベツやしめじを一緒に煮ても美味しいです(5のタイミングで入れます)。
5.えびと枝豆のウーロン茶あんかけ ~色鮮やかで見た目も美しい~
材料(2人分)
・むきえび・・・200g
・ゆでた枝豆(冷凍でも可)・・・20粒程度
・塩・・・小さじ1
・片栗粉・・・大さじ1
・水・・・大さじ2
・水溶き片栗粉(片栗粉:水=1:2)・・・大さじ1
★ウーロン茶・・・100ml
★水・・・50ml
★鶏がらスープの素(顆粒タイプ)・・・小さじ2
作り方
1.ボウルにえび、塩を入れ、粘りが出るまでもむ。粘りが出てきたら、片栗粉、水を加え、さらに良くもむ。汚れが浮いて液体が灰色になってきたら、えびをざるに取り出して流水でしっかり洗い、キッチンペーパーで水気を切る。
2.フライパンに★の材料を入れて一煮立ちしたら、1の下処理したえびを加えて中火にする。
3.えびの色が赤くなってきたら、枝豆を加え1分程度煮込む。
4.3に水溶き片栗粉を加えて1分程度煮込んで完成。
ポイント
1の下処理は必ずしてください。汚れや臭みを塩で浮き上がらせ、片栗粉で吸着させます。
火を通しすぎると、えびが硬くなるので注意ください。
ウーロン茶を使った野菜料理レシピ3選
1.まるごとトマトのウーロン茶煮 ~意外にもトマトと和風だしの相性Good!~
材料(2人分)
・トマト・・・2個
・(お好みで)粉チーズ、みじん切りパセリ・・・少々
★ウーロン茶・・・200ml
★水・・・100ml
★白だし・・・大さじ3
★塩・・・少々
作り方
1.トマトのヘタを取り除く。
2.鍋に1のトマトと★の材料を入れ、クッキングペーパーで落とし蓋をして一煮立ちさせる。
3.鍋の火を止め、トマトを取り出し皮をむいて、再び鍋に戻す。火は止めたままで冷ます。
4.皿に盛り、お好みで粉チーズ、パセリをかけて完成。
ポイント
白だしは、めんつゆ(3倍濃縮)で代用してもOKです。
トマトの皮をむくのは、味を染みこみやすくするためです。皮は栄養豊富ですので、捨てずに食べましょう。
夏の暑い時期などには、冷蔵庫でしっかり冷やして食べても美味しいです。
冷ます過程で味が染みこみますので、熱い状態のものを食べたい場合は、冷ました後電子レンジで加熱するなどしてください。
2.ウーロンジュレサラダ ~色鮮やかなさっぱりサラダ~
材料(2人分)
★オクラ・・・6本
★トマト・・・1個
★長いも・・・6cm程度
・ウーロン茶・・・大さじ2
・粉ゼラチン・・・4g
◆ウーロン茶、ポン酢・・・各50ml
◆めんつゆ(3倍濃縮)・・・大さじ2
作り方
1.耐熱容器にウーロン茶、粉ゼラチンを入れ、5分放置の後、電子レンジで20秒加熱して溶かす。
2.1に◆の材料を混ぜ、冷蔵庫で冷やして固める。
3.オクラは塩ゆでしておく。★の材料を1cm角に切る。
4.3を皿に盛り、2を崩してかければ完成。
ポイント
ジュレはパットなどの平らな容器で固め、フォークなどで縦横に崩すと、きれいな仕上がりになります。
サラダの野菜は、お好みでチョイスしてください。
3.キャベツとアスパラのウーロンレモン煮 ~たまには、さっぱり味の煮物もいい~
材料(2人分)
・キャベツの葉・・・2枚
・グリーンアスパラ・・・2本
・レモン(半月切り)・・・2枚
・昆布・・・10g
・かつお節・・・40g(ひとつかみ)
・水・・・1L(1000ml)
★ウーロン茶・・・150ml
★醤油、塩・・・各小さじ1/2
作り方
1.だしを取る。鍋に水、昆布を入れ弱火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、かつお節を入れ一煮立ちしたら火を止め、ざるにキッチンペーパーを敷いて静かにこす。
2.キャベツをざく切り、グリーンアスパラを斜め薄切りで切る。
3.鍋に、だし汁150ml、★の材料を入れて一煮立ちさせる。
4.2とレモンを鍋に入れ、2分煮込めば完成。
ポイント
だし汁は、市販のだしの素(粉末or液体)を使用してもOKです。
だしを取る場合、最低1Lの水で取る必要がありますので、使い切れない場合は、冷凍保存などしておくと良いでしょう。
ウーロン茶を使ったご飯・麺料理レシピ3選
1.冷やしウーロン茶漬け ~暑くて食欲のない時に、サラッと食べられる!~
材料(2人分)
・ご飯・・・茶碗2杯
・(お好みで)佃煮、梅干しなど好きな具材・・・適量
・(お好みで)わさび・・・適量
★ウーロン茶・・・300ml
★白だし・・・大さじ2
作り方
1.★の材料を混ぜ、冷えていない場合は冷蔵庫で冷やす。
2.冷やご飯の場合はそのまま、温かいご飯の場合は水洗いして熱を取り、茶碗に盛る。
3.ご飯の上から1をかけ、お好みで好きな具材やわさびを乗せて完成。
ポイント
温かいご飯のまま、冷たいウーロン茶だしをかけても美味しいです。
2.ウーロン茶風味のパエリア ~ターメリックとウーロン茶で香ばしさが際立つ!~
材料(2人分)
・米(洗わない)・・・300g
・シーフードミックス・・・120g
・オリーブオイル・・・適量
・いんげん・・・2本
・赤パプリカ・・・1/4個
・レモン(くし形切り)・・・適量
★ウーロン茶、水・・・各200ml
★ターメリックorサフラン・・・小さじ1/3
★塩・・・小さじ1
◆玉ねぎ(みじん切り)・・・1/2個
◆にんにく(みじん切り)・・・ひとかけ
作り方
1.★の材料を混ぜてスープを作る。いんげん、パプリカは食べやすい大きさに切る。
2.フライパンにオリーブオイルと◆の材料を入れて加熱し、香りが出てきたらシーフードミックスを加えて炒める。
3.米を加え具材と絡める。1で作ったスープを加える。米と具材を平らにならして、1で切ったいんげん、パプリカを上に並べる。
4.フタをして弱火で25分加熱する。
5.フタを取り中火で1~2分加熱して、余分な水分を飛ばす。
6.レモンを添えて完成。
ポイント
やや手間ですが、ムール貝やアサリなどを加えると、深みのあるだしが出て、より本格的になります。
にんにくはチューブタイプでもOKです。チューブの場合、分量は小さじ1です。
3.そうめんとウーロン茶のフォー ~米麺の代わりにそうめんで簡単に仕上げる~
材料(2人分)
・そうめん・・・2束
・豚肉(しゃぶしゃぶ用)・・・100g
・(お好みで)薬味(ネギ、海苔など)・・・適量
★ウーロン茶・・・500ml
★水・・・300ml
★ナンプラー・・・大さじ1.5
★砂糖・・・小さじ1.5
★レモン汁・・・小さじ1
★一味唐辛子・・・少々
作り方
1.そうめんを表示よりも少し短めにゆで、冷水でしめる。
2.鍋に★の材料を入れ沸騰させ、そこに豚肉を入れて火を通す。アクが出たら取る。
3.そうめんを入れ、さっとなじませる。
4.器に盛り、お好みでネギのみじん切りやきざみ海苔などの薬味を振りかけて完成。
ポイント
ナンプラーがなければ、味は変わりますが、鶏がらスープの素(大さじ1)と醤油(小さじ2)でもOKです。
豚肉は、牛肉や鶏肉に変えてもOKです。